2017
8/14
透明標本展
高知県立美術館で開催されている「透明標本展」に行ってきました。
2008年から透明標本作家として活動をされている
冨田伊織さんという方の個展です。
この透明標本については…
酵素により生物のたんぱく質を分解、肉質を透明にして
硬骨を赤紫軟骨を青色に染色するという
骨格研究の手法をベースとし、本物の生物標本でありながら
「命」をより身近に感じる、造形作品としての魅力を併せ持つ…
といったような説明がなされています。
海洋生物や、爬虫類の標本が展示されていて
夏休み中ということもあってか、親子連れの姿も多く見かけました。
写真撮影OK。「SNSにアップしても大丈夫ですよ」と
チケット売り場のお姉さんがおっしゃるものですから
誰も彼もがスマホでパシャパシャ撮影をしていました。
大変きれいで、楽しい展覧会でしたが
写真撮影に力を入れ過ぎると、本来の目的を見失いそうになります。
「インスタ映えする商品が売れる」
昨今の風潮を垣間見るような展覧会でもありました。