びよういん | ライフラインサービス

BLOGブログ

2017

5/20

びよういん

(このブログを書き終えてみるとなかなかの長文になってしまいました。もはやエッセイの域です。お時間に十分な余裕がある時にお読みください)

 

どうも、今月頭に愛媛県新居浜市に引っ越してきた上田です。

 

引っ越しをすると色々と面倒なことがあります。
住所の変更だけにしても、免許証やクレジットカード、各種登録サイトなどなど、いくら変更の手続きをすればいいのやら。

銀行だって困ります。
島崎和歌子さんでお馴染みの高知県の某銀行ですが、なんと新居浜市には支店がありません。
ATMはどこにあるのでしょう?
新居浜中のスーパーというスーパーを巡ってあの銀行のATMを見つけなくては手数料で破産してしまいます。

 

そして、引っ越しで地味に困るのが、アレです。

 

病院美容院

 

上田は皮膚科に定期的に通っているのです。
高知にいたころは、休みの日に地元四万十市まで帰っていたので、さほど困り感はなかったのですが、新居浜から四万十市まではさすがに帰れません。
どなたか、待ち時間が少なくて腕の良い皮膚科をご存知でしたらご紹介ください!

 

 

そして、本題の美容院。
はい、ここからがようやく本題です。

前述の通り、高知にいたころは、休みの日に地元四万十市まで帰っていたので、さほど困り感はなかったのですが、新居浜から四万十市まではさすがに帰れません。
だがしかし、何としても髪を切らなければさすがに邪魔くさい状態だったので、先日おもむろに美容院探しを始めました。

そして、家から歩いて行ける範囲の所にある美容院を発見。
勇気を出して電話。
案の定電話に出たのは若いお姉さん。
そしてまた勇気を出して尋ねました。

「そちらはメンズカットもやってますか?」

そしたらお姉さんはこう答えたのです。

 

「はい、うちは理容室もありますので」

 

予想だにしない事態です。
想定の範囲外です。
まさか、美容院に電話をして理容室を案内されるとは。
しかしここは「逃げちゃダメだ」精神で、そのまま予約。

そして次の日、その理容室を尋ねました。
10年以上ぶりの散髪屋さんです。

 

長くなったのでここで色々端折って物語は一気にエンディングへ。
はい、腕は確かなマスターでした。
そしてマスターさんの粋な一言

 

「初めてのお客さんでわざわざ電話してきてくれたので、鼻毛脱毛をサービスしますね!」

 

ん?
理容室では顔剃りをしてくれるというのは過去の記憶にあるものの、鼻毛脱毛なんてのは初めて聞きます。
なかなかのパワーワードです。
マスター曰く、ブラジリアンワックスみたいな感じのやつで、柔らかくなったワックスのようなものを鼻の穴に突っ込み、それが固まるのを待って一気に引っ張って抜くという脱毛法。
聞いただけで痛いのはわかりました。
けどせっかくサービスしてくれると仰るので、ここでも「逃げちゃダメだ」の精神を発揮し、受けることにしました。

マスターはおもむろにアイスの棒のような物を取り出しました。
その先には例のワックスみたいなものがついています。
そして、頭を押さえられ、両方の鼻の穴にそれを突っ込まれました。
鏡に映る自分の姿を見るととても滑稽で、なんだか惨めな気分になりました。
高知から新居浜にやってきて、鼻の穴にアイスの棒を突っ込んでいる自分は、いったい何をしているのだろうかと。
そして、物語はようやくフィナーレを迎えます。
そう、脱毛の時です。
ちょっとSっ気のあるマスターはニコニコしながら、そろそろ抜きますね、と再び頭を押さえられました。
もう一思いにやってくれと、意を決した次の瞬間、例の棒が引き抜かれました!
ブチブチという音と、一瞬の衝撃と共に!

 

 

 

 

鼻毛脱毛をしてみると、心なしか鼻呼吸が楽になったような気がします。
空気ってこんなに美味しかったんだ。